サウナ探訪〜菊名 福美湯の場合〜

サウナ好きな人たちにとって、サウナ情報を調べるのは、意外と大変である。

 

銭湯というのは、旧石器時代の人たちが使うものであり、インターネット時代に対応できていない、というより対応していないことに誇りを持っているタイプの人たちが運営していることが多い(偏見1)

 

とにかくネットに情報がない。

 

今は「サウナイキタイ」とか、「Saunaで数えるOneからThousand」とか、サウナブーム到来により、情報サイトが充実し始めているが、そんなのはここ1,2年の話で。

 

つい4年前とかは、ネットで調べても銭湯情報は住所のみとか、営業時間のみとかで、実際に行ってみないと、その銭湯にサウナがあるかどうかさえわからなかった。

 

今でももちろん、わからないエリアとかはあるけど、かなり調べやすくなっていると思う。

 

サウナ情報サイトの「サウナイキタイ」では各サウナ情報がかなり細かく書いてあって、水風呂の温度や広さ、サウナ室の収容人数にロウリュや休憩用ベンチの数まで書いてある。

 

まさにサウナー御用達のサイトなのである。

 

まだまだ盛り上がりに欠ける部分、足りない情報もあるが、目ぼしいサウナを調べるときには一度は覗いておいて損はないサイトだ。

 

しかし、しかしだ。

 

まだまだ情報には足りない部分が多く、さらに検索機能がかなり弱い。キーワード検索にほぼ対応していないと言ってよく、すでに名前を知っているサウナを調べるのにはよいが、まったく未知のサウナを調べるのには向いていない。

 

まだまだ新規開拓には、サウナ好きの人との横の繋がりが欠かせないのである。

 

まあマメに調べて動きまくってる人はあれだけど、僕みたいなアマナー(アマチュアサウナーのこと。プロサウナーに対する言葉。そう、今作った)には、なかなか大変なのである。

 

さて、そこで横の繋がりであるが、僕は幸運にも学生時代からの友人にサウナ好きがいることが去年判明し(しかも2名も!)それからサウナ活動が非常に捗ることになった。

 

とは言っても、別段一緒にサウナ巡りをするとか、そういうことではない。(シキジはみんなで行ったけど)

 

ただただ飲んだりしてるときに、サウナの話をして、ニヤニヤするのである。

 

好きなものを共有できる人がいるというのは、めちゃくちゃ幸せなことなのである。

 

もう細かい言葉なんていらない。

 

同じサウナに行ったことがあれば、もう大変。

 

「あのいい感じになってから、あの感じの水風呂に入ったときのあの感じがなんとも言えないんだよね。」

 

「わかるぅぅぅあああうあああううう」

 

こうなる。

 

「なんとも言えない」ことがわかってしまう。

 

しゃべってる本人が言葉にできないことを、「わかって」しまう。もはやテレパシーの類い。

 

サウナーとは、テレパシストのことだと思ってもらって何の問題もない(ある)

 

そういうわけで、今回サウナ友達のナオキに教えてもらって行ってきました、神奈川県の菊名にある「福美湯」。

 

ナオキさんの評価高めだったので期待大で、土曜日の夕方にバスケ帰りで行ってまいりました。

 

そして俺は改めて思ったね。

 

「サウナって最高だな」って。

 

わざわざ菊名まで出張っていこうと決めた理由は「オートロウリュ」。

 

五分に一回オートでロウリュが行われる超最新テクノロジー(そうでもない)

 

温度は快適な80℃。サウナ内のライティングもダークにキマッていて、もちろんテレビなし。

 

緩やかなバイオリンによるBGMを聴きながら、ヒノキの香りがするサウナでくつろぐ時間、、

 

サウナ出てすぐにある水風呂は三、四人は入れそうな広さでかなり深め。特に水質がよい。水がまったり柔らかく、入るときに「トプンッ」って音がしそうなほどだ。

 

よい。よいぞ。

 

温度が低めなのでかなり長い時間無理なく入っていられる。対策として水風呂短めにしても、3セット目には15分ほど入っていた。

 

人は結構いたのだけれど、時間帯のせいかサウナは人少なめで最高。洗い場や銭湯自体は広くないけど、なんかとってもいい気分(夢気分)

 

休憩所が脱衣所から行ける場所にあることに気がついたのが終わってからだったので、次回は必ずそこも攻めたい。

 

総じてよきなサウナでした。結論、友達のオススメは間違いない。

 

現場からは以上です。