「ユーチューバーが消滅する未来」岡田斗司夫著_読書録

今年から本なり映画なり漫画なり。消化したコンテンツについてはもれなくブログに書こうと思っているのですが、思いのほか自分のコンテンツ消化スピードが早くて、アウトプット追いつかない。
 
おはようございます、ヨウジです。
 
ひさしぶりに岡田斗司夫さんの本を読みました。
 
岡田さんは本も面白いのだけれど、生き方が面白くて。
 
もともとガイナックスっていう会社でアニメを作ってたオタクなんですけど、次に始めたのがオンラインサロン。
 
そもそも日本でオンラインサロンを始めたのはこの人が初めてなんじゃないか。ホリエモンこと堀江さんをして「岡田斗司夫を参考にしている」と言わしめる奇才。
 
イノベーターという言葉、聴いたことありますか?世界の在り方を変えてしまうようなイノベーションは、本当に一握りの天才が起こすと。
 
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そしてその情報をアーリーアダプター(情報に敏感な人)が取り入れて、 世の中に情報が出始める。
 
その後、そのアーリーアダプターをフォローしているアーリーマジョリティ(マジョリティの内でも情報に敏感な人たち)に伝わる頃になると「キャズムを超えた」と表現され、世の中に一気にそのイノベーションが拡散されていくと。
 
堀江さんは自分のことをアーリーアダプターと言っていて、岡田斗司夫とかはガチもんのイノベーターだと。
 
イノベーターってのは、普通の人から見たらただただ頭おかしいやつ(何言ってるかわかんないから)なんだけれども、そういう奇人天才の類を、大多数の人(マジョリティ)にわかるように伝えるのが自分の役目であると。
 
そういうような発言をしていました。なんかの動画で。(ホリエモンの動画見すぎててわかんない)
 
僕が知っているかぎりの、イノベーターを上げるとすると、落合陽一、秋元康、、、ああ全然思いつかない。。。
 
海外で言うと、ピーター・ティール、イーロン・マスク、ビタリック・ブテリン、、、ああ、やっぱり全然思いつかない。。
 
そういうイノベーターをポンポン出せたり、実際そういう人たちと友達になれたら楽しいんだろうなと思いますね。
 
ちなみに僕は自分のことをアーリーマジョリティだと思ってます。僕らへんにまで情報が降りてくると、世間でも流行り始めてる時期というような形でしょうか。みんなそうか。
 
さて、そんな岡田さんですが、著作も沢山あります。僕のオススメは「いい人戦略」と「
ホリエモンとオタキングが、カネに執着する
おまえの生き方を変えてやる!」です。
 
両方読んでください。両方めちゃオススメっす。
 
特に、最近ネットでもたまに耳にする「評価経済社会」「信用経済」というのは、岡田さんがいい人戦略に書いていたことそのもので、中国のアリババによる「セサミクレジット」もまさにその流れ。
 
世界の流れを確実に予見しているし、特にオタキングEXとかいう「お金を払って働く」という発想は、4、5年前から岡田さんが実際に自身の会社?グループ?で行なっていることですが、今の世の中にオンラインサロンという形で、そういった活動ってドンドン増えてきてる気がしますね。
 
何が言いたいかというと、岡田斗司夫っていうのは割と何いってるかわかんねえぶっ飛んだオタクなんだけど、凡人にもわかるように優しく書かれた著作とかを読んで知っていくと、めちゃくちゃ面白いことやってるよなあって思う人です(まとめ方が下手)
 
そんな岡田さんの2018年の新刊「ユーチューバーが消滅する未来」
 

 

ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く (PHP新書)

ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く (PHP新書)

 

 

何かのネット記事で見つけて即買い即読み
しました。php新書?みたいな、いわゆる新書の類だったので、速攻で読めます。なんなら足りない。
 
長々と喋ってもあれなので、僕が面白かったところをシェアしますね(それが書評なのか)
 
そもそも、タイトルにある「ユーチューバーが消滅する未来」とはどういうことか。
 
なんせユーチューバーなんて、ここ5年ぐらいに言われるようになった職業で、小・中学生のなりたい職業ナンバーワン。それこそまさにこれからの職業じゃないか!と思った人も多いのではないかと思います。
 
何を隠そう僕もそう思いました。
 
しかし岡田さんによると、これからのユーチューバーの流れとしては、ユーチューバーという業界にお笑い芸人、アイドル、俳優、女優、など、いわゆるプロの有名人が入ってくると。
 
そうなると、そこは見せるプロ。演者のレベルが平均的に上がっていくのはもちろん、すでに資本がある人たちは編集なども外注のプロが行い、コンテンツのクオリティはガンガン上がっていく。
 
今までのユーチューバーって「好きなことして生きていく」ではじめしゃちょーとかがド派手にピックアップされていたことからも分かるように「素人が面白いことやって、編集も素人が頑張ってやって、素人が毎日動画上げて」っていう、「素人(普通の人)が頑張ってるから応援したくなる」というのがアクセスを集めてた大きな理由だと思うんですよね。
 
僕自身、4年前とかにはじめしゃちょーにハマって、ほぼ毎日見てたんですけど、初めて見る企画に体当たり挑戦して、しかもどんどん有名になっていくはじめしゃちょーという人を応援してるのが楽しかったんですよね、今思えば。
 
3年前は裏切りマンキーコングっていう、吉本の芸人さんがゲームしてる動画を毎日見てました。たぶん、この時期が一番自分の中で闇の時代だったな、、、
 
精神崩壊してたので、何も考えずに見てられる動画ばっかり観てたな、、、
 
思えばその頃は本も全く読んでないし、映画も英語字幕とかでは見てないし、twitter以外なにも勉強してなかったな、、、やはり勉強しようにも、気持ちの余裕って必要ですよね。
 
はい、完全に話が逸れましたね。なんなら今日は「あ、これ話逸れるな、このままいくと話逸れちゃうな」って思いながら話逸れたので最早確信犯です。確信しながら話を逸らしました。刑事さん僕自首します。
 
今までは無意識に話が逸れてしまっていたのが、逸れていることに意識が向くぐらいは文脈を把握しながら書くことができているので、自分すごく成長してるなって思います(黙れ)
 
そう、でユーチューバーの話。
 
芸能人など、いわゆるすでに一級で揉まれてる実力者が入ってくると、素人はよほど独自性がないと勝てない。明確にコンセプトがある人じゃないと、あっという間に淘汰されていく。
 
本田翼さんのチャンネル登録者が、作成数日で爆上がりしたってニュースになってましたが、要はすでに知名度がある人がこれからガンガン入ってくると。
 
去年10月ぐらいから、キングコング梶原さんが「カジサック」としてユーチューバーに本格参戦してますが、そこからの派生でユーチューバー参戦したお笑い芸人の多いこと多いこと。
 
ほんと笑っちゃうぐらい参戦してて、もうすでに激戦と言われてたユーチューバー界隈は、死のエリアになってきましたね。
 
そんな形で有名人が一網打尽にするYouTubeのいう世界、では有名人はしばらく安泰なのかというと、そうではない。
 
すでに出てきている「バーチャルユーチューバー」。これがさらに人間という存在を吹き飛ばすと。
 
バーチャルユーチューバーとは、僕も詳しく定義知らないんですが、要はアニメーションで動くキャラクターが、バーチャルなユーチューバーとしてYouTube上で活動を始めると。
 
こうなるともちろん、今流行りのAI登場というわけですが、頭の良さや、記憶力、行動量では人間はコンピュータには勝てない。
 
例えばバーチャルユーチューバーは、これまでに訪れた人すべてを覚えてるかもしれない。
 
例えば一年前に一度だけ見たチャンネルに、たまたま戻ってきたときに「一年ぶりじゃん!ひさしぶり!」なんて言われるかもしれない。
 
バーチャルユーチューバーと一年前に見たチャンネルの話ができるかも。それに付随して今どういうことやってるのか、相手が時間を割いて話してくれるかも知れない。
 
人間ユーチューバーは、ある一定数を超えると、視聴者全員と一対一コミュニケーション
なんてもちろんやってられないけど、コンピュータは余裕。
 
なんなら過去のログすべて覚えてる。24時間即レス。やってほしい企画すべてやってくれるかも。
 
これは勝てないっしょ。
 
「バーチャルはあくまでバーチャルだから、そこまで親近感なり、感情抱かないでしょ」って思ったそこの君、君の気持ちは死ぬほどわかるよ、僕もそうだもん。
 
まだアニメよりも実物のエ◯動画でヌ◯てるもんね。
 
でもね、バーチャルは進化してる。特に今度劇場で始まる映画に「アリータ」ってやつがあってね。
 
予告編見ただけなんですけど、主人公がアニメチックな人口?顔なんですけど、その他の人物は普通の俳優さんなんですよ。
 
主人公は確かにアニメチックで、ちょっと違和感あるんですけど、その周りの人が見たことあるような俳優さんなので、予告編の間にもどんどん主人公に慣れていって、違和感なくなっていくんですよ。
 
予告編五分の間で、です。これ見ながら結構ゾワっとしたんですけど、これはたぶんフルで見たら全く違和感なくなってると思います。
 
主人公のことを「こういう顔をした女優さん」として見れると思うんですよね。
 
そうなったらもう、簡単に言えばそのアニメキャラ顔でバーチャルユーチューバーやられちゃうと、もう他の人間と区別つかないんですよね。
 
アリータはぜひ見てみたら楽しいと思います。バーチャル時代の幕開け。
 
ということで、アリータ、ぜひ見てくれよな!で終われないよな、書評書いてたんだった。
 
とにかくそういった感じで、なぜユーチューバーがなくなるのかの予想はもちろん、その他も今後の世界がどうなっていくのか、岡田斗司夫さんなりの予測がさまざまなジャンルに渡って書いてある本で。
 
2時間もあれば読めるような本なので、興味あればぜひ。
 
で、せっかくなので、この本を読んだ上で、僕が今考えていることを書きますと、とりあえずユーチューバーはもちろん無理。
 
バーチャルユーチューバーが流行るとか以前にそもそも無理。動画の編集自体は嫌いではないんですけど、めちゃくちゃ時間かかるし、めちゃくちゃ疲れる。
 
なのでユーチューバーという業態で戦う、ないしはビジネスに絡めるのは結構厳しい。
 
その上でしばらくは戦えるかなと思っている市場が「ライブ配信」です。
 
AIが完全に人間と区別がつかない(リアルタイムでのコメントの返しや表情の変化など)状態になるまでに、まだ少なくとも2、3年はあるはず。
 
であれば、リアルタイムにこだわったライブ配信というのは、需要があるんじゃないかと思ってるわけです。
 
ライブコマースとか、情報配信とか、いろいろ方法はありそうだし、5Gが今年の終わりとかに本格的に導入されたら、双方向でのライブ配信とかできるようになるんじゃないかなーと思ってるんですよ。
 
例えば10秒だけ他の人につなげたり、同時に3人で別の場所からライブ配信したり。
 
コメントも文字じゃなくて動画で送るとかできそうだし。5Gマジ楽しみぃ〜
 
現場からは以上です。