切手買取業者の儲け方
前から言ってるかもしれないけど、僕の今のバイトは不用品回収のバイトだ。
不用品回収っていうと、軽トラックで街を不気味なほどゆっくりと練り走っている業者を想像するかもしれない。
「動かないものでも結構です」みたいなこと言ってるやつだ。
「なんでも引き取ります」みたいなやつだ。
ただあれは実際には、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は引き取ってくれない。
というかお金をとって引き取ることが多い。
また小型家電であろうとも、雑品として処理できそうなものでなければ、基本は買取という形になる。
要は費用がかかるってわけだ。なんでも無料で〜っていうのは嘘である。
要は客を引くための甘い言葉であり、過剰広告であるのだが、そんなものはこの世の中にまかり通っているから、別に文句を言う人はいない。(実際に回収するときに費用がかかった人は文句言うだろうけど、そんなものはノイズでしかないのだ)
特に最近は家電リサイクル法が改正された影響で、冷蔵庫、洗濯機、ブラウン管テレビは非常に捨てるのが困難になっている。
基本捨てる場合は費用ががっつりかかると思った方が良い。
まあそう言ったものを家電店で買い替える場合は、古いものの無料引き取りが付いていたりするから、そういうのをきちんと利用するのが賢いやり方だ。
うん、話がぶれた。このブログは不用品処理の賢いやり方をレポートするものではなかったはずだ。
そうだ、バイトって話だ。
僕がバイトしている会社は、個人向けではあるんだけれど、どちらかと言うとより大きめな案件向けである。
例えば一軒家丸々不用品が大量にあるのを整理するとか、遺品整理とか、生前整理とか。
それこそトラック2台とか、多いときには8台とか、そんな物量のところを作業することが多い。
で、不用品っていうのは、あくまでそのお客さんにとって不用品なのであって、他の人にとっては需要のあるものっていうのが結構あったりする。
例えばまだ全然使える机や椅子、冷蔵庫や洗濯機、エアコンやタンスなど。
一部の業者によっては、そういったものが出てきたらコンテナに詰めて、フィリピンとかに送ったりするそうなんだけど、少なくともうちはそこまでやっていなくて。
現状どんなものが現場から出てこようが捨ててしまっている状態。
これは非常にもったいないということで、少しでも価値がありそうなものは置いておいて、ヤフオクなどに出してみるっていう作業を始めている。
これがもったいないの精神である。
世界よ、これがもったいないだ。
ヤフオクなり、クレイグズリストなり、なんでもやりようはあるはずだ。
どうせなら身近にあるチャンスを捉えていきたい。
ということで切手の買取的なことも始めた。
というか簡単にいうと不用品から出てきた切手だったりを集めておいて、まとまったら業者に買取に来てもらうのだ。
珍しい切手とかだと、プレミアム価格がつくから、一見美味しそうな商品なのだが、意外と駄目である。
プレミアム価格がつくのは本当にまれ。一部の商品であり、基本的に買取価格は原価割れ。つまり100円の切手は100円以下でしか売れないのである。
どころか原価割れ率は、切手の額やシートかバラか、また状態によるそうなのだけれど、50%~70%なのだそう。
ということは額100円の20枚入り切手シートがあって、わーい2000円だ〜なんて思ってても、実際に買取でもらえる額は1000~1400円ってことだ。切ない。
しかしそれもチリも積もればってことで、たくさん集まれば嬉しいボーナスになりうるかもしれない。
ちなみにうちの会社は切手などは現金扱いなので、お客さんに確認していらないって言われたものを持って帰ってます。
そんなこんなで切手の買取とか、古物商とかも楽しそうだなって思っている。ちょっと詳しくなったら、楽しく遊べそうだ。
切手買取している人に聞いたんですが、買取業者も結局は20円と50円の額面の古い切手はそのまま売れないので、郵便局に持って行って現行の切手(82円とか)に変えてもらうそうです。
郵便局は一律1枚5円の手数料で新しい切手と交換してくれるので、例えば20円切手二枚と50円の切手一枚を持っていくと82円の切手を一枚もらえて5円払うってことだそうです。
でも買取業者も新しい切手を手に入れてもしょうがなくない?って思っていたら、それは大企業とかに売るそうです。
一日何百枚と切手を使うような企業にとっては、82円切手が80円で買えるだけで相当な経費削減になると。
なるほどな〜うまいことできてんな〜。
どこにでも需要ってあるもんだな〜。
大企業とかの需要を満たすことができれば、それがどんなにニッチであっても、いくつかの買取業者を生き延びさせることぐらいはできる額が溢れてくると。
ビジネス考えるときは、いかに大企業からおこぼれもらうかを考えるのがいいですね(ゲス)
なんか楽しいこと考えたいね。
飲みながら考えたい。
現場からは以上です。