寒いのが死ぬほど嫌いなのに冬のカナダに行く。
寒いのが嫌いである。
寒いという感覚を少しでも感じたくない。
一生寒いと無縁の人生にしていきたい。
なるべく火炎地獄でお願いしたい。
そんな寒いの大嫌いのはずが、ひょんなことからカナダに行くことになりそうだ。
しかも年末年始である。
めちゃくちゃに寒散らかしてる時期である。寒41(サムフォーティーワン)である。
日本でも寒い寒いいうてるのに、何が悲しくてこれ以上北上することがあるだろうか。
引き返すなら今である。
しかし、ひとつ行きたい明確な理由があるから困ってしまう。困っているのだ。
というのも、ご存知の方は少ないかもしれないが、NBAというプロバスケットボールリーグがアメリカにあるのだが、そのうちの一つのチームがカナダのトロントをホームにしている。
今思うと、プロリーグが二カ国にまたがっているのって、他のスポーツでもあんまりないのではないか。法律とか大丈夫なのかな。
カナダのトロントは聞いたこともあるだろう。カナダの都市といえば、バンクーバーかトロントである。
バンクーバーと言えば、数年前に世界で住みやすい都市第3位か何かになってたぐらい、それぐらい住みやすい、素晴らしい都市であることで有名だ。(知らんけど)
しかしトロントである。
トロントのイメージは
「寒い」
「本当に寒い」
「いや、本当に。」
「死ぬほど寒い」
「てか死ぬ」
「死んだ」
というようなものなわけで、寒いっていうイメージしかない。
大学のときに友達が留学していたんですが、話を聞くたびに「そんなところにわざわざ冬に行く奴は本当に頭がおかしいな」って思っていたのに。。。
しかしNBAである。
NBAを見るためにはアメリカに行くしかないと思っていたのだが、(いや、アメリカに行けばいいだけの話なのだが)まさかカナダでも見れるなんて!!
NBAを見るというのは、直近の目標であったので非常に行きたいところである。
というか、本音を言えばNBAのゲームはいつだって見たいのだ。地元でやってほしいぐらいだ。
しかしいくらなんでもNBAのゲームを横浜でやるのには無理があるし、なによりも死ぬほど混むだろうから、そんなところには行きたくない。
だから移住するしかないのだ。NBAが開催されている場所を地元にするしかない。(地元の使い方あってる?)
トロントをホームにしているのは、ラプターズだ。イースターカンファレンスの強豪で、エースのデローザンはリーグ屈指のアタッカーである。
スポーツわからない人に簡単に言うと、スッゲーうめえ超かっこいい人、である。
カナダに行くかもって話になった瞬間、即座にトロントで行われるラプターズの試合をググった。
すると、なんと1/1に行われるではないか!まさかのハッピーニューイヤーNBAである。
この瞬間、12/31の夜から明け方まで飲み明かし、たっぷりと寝てからNBAの試合を見るためにいそいそと出かける自分の姿が想像出来てしまった。
わかった。行こうじゃないか。
どんなにそこが極寒の地であろうと。
たとえこの耳が寒さのせいで引き千切れようとも。
たとえこの足が寒さのせいで凍傷となり、一生松葉杖が必要になろうとも。
NBAは観ておかなければなるまい。
死ぬほどやりたいことは、最優先でやっていかねばなるまい。
チャンスが少しでもあれば、死ぬほどもがいて掴み取らねばなるまい。
アメリカも友達とかと行きたいのですが、なんせみんな社会人だからゆっくり休めないのよね。
自分が行けるようになったところで、友達がダメっていうパターンがよくあるよね。
まあよい。
とりあえず、まずはカナダである。
これから毎日氷を素手で掴むトレーニングから始めたいと思う。
掴む氷のサイズと、掴んでいる時間をどんどん長くしていく地獄のトレーニングだ。
最終的にはホッキョクグマほどある氷の塊に抱きつき、頬ずりしながらブログが書けるようになれればと思っている。
続報を待て。