ノリで漫才書いてみた①<モテたい>

<ボ>頑張っていかなあかんなあゆうてますけども
<ツ>いや、それ言いたかったやつ!言うてみたかったやつ!

 

<ボ>やっぱこれ言わな始まりませんわ
やっぱこれ言わな始まりませんわ
<ツ>なんで2回ゆうてん

 

<ボ>あれ?二回ゆうって台本に書いてなかった?
<ツ>いやそれゆうたあかん
漫才で台本の話したあかん

 

<ボ>いやー漫才ってやってみたかったよね
<ツ>確かにね

 

<ボ>夢ですわ
漫才なんて夢でしたわ
<ツ>たしかにね

 

<ボ>大学の卒業文集で書きましたもん
漫才したいって
<ツ>いや相場は小学生やろ
大学卒業文集とかないやろ

 

<ボ>二万字
<ツ>え、二万字?論文やん
卒業論文やん
卒業論文で漫才したい言うて書いてたん?
知能指数えぐいな

 

<ボ>それぐらい夢でしたもん
<ツ>まあねー

 

<ボ>だから、いつか、、だからあの溺死する前に一度は、、
<ツ>え、溺死?え、え、溺死?
あ、自分の死に方決めてはんの?

 

<ボ>そらそうや
だってモテたいもん
<ツ>いや、モテへんわ
溺死したらモテるとかないわ

 

<ボ>モテ散らかしたい
<ツ>散らかすの意味ようわからんけど

 

<ボ>散らかしたいなー
<ツ>ようわからんけどな

 

<ボ>もうええ歳やからね
オシャレなバーとかで女性を口説きたいね、意中の女性を口説きたいね
<ツ>ああ女性をね

 

<ボ>意中の女性、意中の女性をね
<ツ>意中何回言うねん
今日日意中て、あんま言わんで

 

<ボ>やっぱり女性は褒められたら嬉しいいうからね
<ツ>そりゃそうやね、誰でも褒められると嬉しいからね

 

<ボ>ちょっとした変化に気づいてあげるとかね
<ツ>ああそうそう、よく言いますね、髪型変わったとかね

 

<ボ>最近、性別変わった?
<ツ>いや、性別変わったあかん
それちょっとした変化ちゃう
それに設定ややこしいわ、ややこしなるわ

 

<ツ>ちゃうちゃう、髪切った?とかや

 

<ボ>あー
最近、親とえん切った?

 

<ツ>いや重い
重すぎるわ
よう気づいたなそれ
何をみてそう思ってん

 

<ボ>インスタに書いてあったけど
<ツ>いや軽
軽すぎるわ
インスタに親と縁切っちゃったって載せへんやろ
新人類か

 

<ツ>ちゃうちゃう
痩せた?とかや

 

<ボ>あー
最近着痩せした?
なんかすごい着痩せしてるよね
着痩せしてるわー
ほんま着痩せ

<ツ>いやあんま着痩せ着痩せいうな
痩せたこと褒めんかい
着痩せって褒め言葉ちゃうからな

 

<ボ>おれも最近着痩せしてるわー
週3で着痩せしてる

<ツ>着痩せってそういうもんちゃう
週何回とかじゃないから
ジム通ってんちゃうねん

 

<ボ>やっぱオシャレなバーは麻布とかかな
<ツ>そうやね、オシャレな街いうからね

 

<ボ>麻布九と四分の3番で
<ツ>麻布十番のことかな
それやとホグワーツ行ってまうから

 

<ボ>そうそうその麻布ナンチャラのバーでね
<ツ>十番ね

 

<ボ>だから女性と待ち合わせるわけですよ
あのー麻布、、
<ツ>十番ね

 

<ボ>そう、そこで待ち合わせて
んで街自体オシャレやから
<ツ>たしかにね

 

<ボ>そのー麻布、、、ナンチャラの街を歩くわけですよ
<ツ>いや十番ね!なんでそこはいってこうへんねん

 

<ボ>そんでオシャレなバーに入るわけですよ
もちろんドアは僕が開けてあげて
<ツ>レディーファーストでね

 

<ボ>カランコロンカラン
<ツ>いや喫茶店?
昔ながら下町の喫茶店やないか
おれ一回もないわ、そんな喫茶店入ったこと
今日日カランコロンカランて
入ったことない
そもそも何がなってんのあれ、なんでドアにそんなんついてんの
カランコロンカランて何を目的、、

 

<ボ>あ、ちょっと静かにして
<ツ>あ、ごめんなさい

 

<ボ>そんでお酒を頼むわけですよ
<ツ>そうなるね
そこで見せつけないとね

 

<ボ>そうそう常連っぽくね
<ツ>そうそう

 

<ボ>マスター、いつものハイボールのやつ
<ツ>あ、ゆうてもうてる
名前ゆうてもうてる

 

<ツ>そこはいつもの、でええねん
なんやねんいつものハイボールのやつって
ハイボールのやつってなんや
ハイボールやろうが
すんなりハイボールって言え
やつってなんやねん
オシャレなバーで一杯めハイボールってなんやねん
もうへべれけやないか
ハイボールなんやからサクッとハイボール、、

 

<ボ>ちょっと静かにして
<ツ>あ、ごめんなさい

 

<ボ>ウイスキーとかかな、やっぱり
<ツ>あーかっこええね、ウイスキーロックで、みたいなね

 

<ボ>そうそう、でウイスキー出してもらってね
一口飲んで、、マスターこれ、ウイスキーだねって

<ツ>バカなの?
ウイスキー頼んで、ウイスキーだねって、
バカなの?

 

<ボ>バカちゃうわ
失礼な
この前も車運転しててうんこしたくなったから路上でうんこしたからね
<ツ>バカじゃねえか
とびっきりのバカじゃねえか

 

<ボ>ウイスキー飲んでね
んで女性はカクテルかな
<ツ>あーやっぱりバーだとね、オシャレなカクテルとかいっぱいあるからね

 

<ボ>ブルーハワイみたいなやつね
<ツ>かき氷みたいやな

 

<ボ>そんでそれ一口飲んで彼女がいうわけよ
マスターこれ、ブルーハワイだねって
<ツ>バカなの?
バカップルなの?
奇跡的に出会ったの?

 

<ボ>そんでマスターがいうわけよ
ご名答!って

<ツ>バカなの?
3バカトリオなの?
奇跡的にバカが麻布で出会ったの?

 

<ボ>そう、だからオシャレなあずさ二号のバーで、、
<ツ>麻布十番ね
あずさ二号ってなんや
演歌か
東北に向かうんか

 

<ボ>そんで乾杯したあとは少しおしゃべりするわけよ
<ツ>そうね

 

<ボ>やっぱそこは普段とはちょっと色を変えて
少しグレードの高い話題でね
<ツ>ほうほう

 

<ボ>日本の政治って、教育改革が大事かもね
<ツ>かもねってなんや
やっぱバカやないか

 

<ボ>皆の衆もそう思うじゃろ?
<ツ>え、江戸?ここ江戸?
急に語りかけんなよ

 

<ボ>いやこの群衆もそう思ってるよ
<ツ>いや思ってへんと思うけどな

 

<ボ>この群衆も、、
<ツ>この群衆っていうな
友達の集まりをこの群衆っていうな

 

<ボ>政治の話題で盛り上がるわけよ
<ツ>まあ確かに知的な感じはするね

 

<ボ>おれはもっと日本を良くしたい
これから生まれてくる子どもたちのためにも
もっといい日本にしていきたいんや

 

<ボ>(どうぞ)
<ツ>いやどうぞちゃう
彼女そのあとなんて言えばええねん
そ、そうね、としか言えへんやろ

 

<ボ>そんでいよいよ口説き文句よ
<ツ>この流れで大丈夫なんか

 

<ボ>まず取り組みたいのは少子化の問題やね
<ツ>大丈夫か、雲行きがあやしいぞ

 

<ボ>子どもが減ると経済は悪くなる一方や
<ツ>まあそれは確かにそうやけど

 

<ボ>子ども増やさなあかん
いや、子ども作らなあかんねん
<ツ>大丈夫か、ほんまに

 

<ボ>子作りしてかなあかんねん
<ツ>これはやっとるぞ

 

<ボ>夜の営みが大事なんや
<ツ>いよいよやっとるぞこれは

 

<ボ>環境を整えるのが大事なんや
<ツ>頼むでー頼むでー

 

<ボ>だから僕と、ライフワークバランスについて語り合いませんか
<ツ>いや、下ネタちゃうんかい!

 

<ボ>え?え?どういうこと?
<ツ>いや、そこまで来たら下ネタやと思うやん

 

<ボ>え?下ネタ?
<ツ>いや、子作りとか言い出すから、下ネタやと思うやん

 

<ボ>どうゆうこと?
<ツ>いやだから、口説くいうて子作りとかいうから、漫才的には下ネタいうと思うやん


<ボ>うんうん、あー、はっはっは、ちょっと何いってるかわかんないです
<ツ>なんでわかんねえんだよ
漫才見たことないんか

 

<ツ>この群衆もそう思ってたはずやで
<ボ>この群衆っていうな、友達集めといてこの群衆ってなんやねん、
<ツ>お前がいうたんやんけ

 

<ボ>おれ下ネタとかいっちゃん嫌いやから
<ツ>うっとおしいわこいつ
さっきうんこもらした話してたやないか

 

<ボ>これでばっちりもてそうやな
<ツ>いやモテるかいってもうええわ