飲食店のオーナーになりたくて。

仕事が大変だなと思うときって、いろんなタイミングがあると思うのだけれど、中でも自分のペースでできない時に、人は強くストレスを感じるのではないだろうか。
 
人には人それぞれのペースというものがあって、人としゃべる時もそうだし、ご飯を食べるスピードもそうだし、歩く時のペースだって、突き詰めれば人には自分のペースというものがあるはずだ。
 
いつでもそうってわけじゃなくて、相手に合わせて何かを行う場合も、それなりに楽しさを感じることもあるだろうけど、常に相手のペースに合わせなくちゃいけないという状態は、常に気を使っているという意味も含めて、大変だなと感じることが多い。
 
仕事っていうそういうもんだよって言われてしまうと、何も言い返せないし、そんなことを嫌がっているようじゃまだまだ仕事がなんたるかを分かっていない、お子ちゃまなんだよって言われても、確かにそうだなって思うし、今日のランチはお子様ランチにしようかなってなる。(ならない)
 
じゃあ常に自分のペースでできる仕事って何ですかって聞かれたら、僕のイメージだけど、飲食店のオーナーだと思う。これはバリバリ働いている飲食店じゃなくて、よくドラマとか、小説とかに出てくるような、わりとゆったりと自由に営業しているタイプの飲食店の話ね。
 
一応オープンの時間は決まっているけど、開けたい時に店を開けて、仕込んだ分がなくなったら終わりみたいな。そんなゆるい飲食店に憧れる。
 
よく脱サラしてカフェをオープンとか、バーをオープンとかっていうことをやる人が理想としてイメージしているのも、そういったタイプのお店なのではないだろうか。
 
自分のお店があったら楽しいだろうな。自分が美味しいと思う料理を出して、自分が好きなお酒を出して、自分が好きな人と一緒に、自分が好きなお客さんに対してサーブするっていう。自分が居心地良く感じるお店の内装にして、自分が好きな音楽を流しながら、自分が好きなアロマの香りを店内に充満させるの。
 
すごく楽しそうだけど、きっと本当にお店を自分でやっていくってなると、死ぬほど大変なんだろうな。家賃と税金と日々の材料費、客単価、回転数とかを計算して、採算がうまく取れていれば問題ないけど、きっと悩みのタネは尽きずに、何とか赤字にならないように回すのが精一杯で、気づいたら何でお店を開いたのかわからなくなっているんだろうな(ネガティブがすごい)
 
理由としては、固定費ががっつりかかってしまうっていうのと、お客さんが毎日来てくれる保証がないっていうことだよな。あとは人件費として、良い働き手がいてくれるかどうかも大切だし。
 
でも逆に言えば、固定費がそこまでかからず、一緒に働いてくれる人がいて、お客さんが確実に来てくれる状態を作っていれば、大丈夫ってことだ。
 
僕もミーハーなところあるから、自分の飲食店をやってみたいなって思うことはあるんだけど、お店を一から開く資金を持っているわけでもないし、確実に毎日お客さんが来てくれるっていうコネクションもないし、材料費を安く仕入れるようなコネクションもない。
 
だからもしお店やるとなったら、それ以外の集客のアイデアがたくさんあって、資金もそれなりにあるっていう状態にならないと無理だなって思っていたんだけど、はっきり言ってそんな状態待ってても来るわけないなって最近思い始めている。
 
いつやるの今でしょって、予備校の先生も言ってた。
 
あと、一つネックだなって思っていたのは、飲食店をやると結局毎日やらなきゃいけないよね?場代がどうしても発生してしまうから、営業日はそれなりに確保して、売り上げを出さないと、赤字だもんね。
 
でもどう考えても、毎日はしんどい。普通に考えて飽きる。たまにやるから楽しいんだよ、そういうのって(これがゆとり世代)
 
対応策としては、日替わりオーナー制にして、週2日とかで3人ぐらいで一週間を回すっていうのも考えていた。そうすりゃわりと自由に休みも取れるだろうし、他のこともできそうだし。
 
つまり飲食店の強みとしては、常に営業しているっていうのは、大事だなって思っていたんだけど。ただ今日ふと、そんなこともないのかなって考えが浮かんだ。
 
というのも、自分がそうなんだけど、僕らぐらいの世代って週末、特に金曜と土曜日くらいしかお酒飲まなくない?ちゃんと友達とかと連れ立って飲みにいくのって、土曜日とか、次の日が休みの日が多くない?
 
そうなると、好きな人をお客さんとして呼ぶっていう時点で、週一が限界じゃない?ってなる。でも逆に、週一とか、月に一回ぐらいだったら、友達がやっているお店があったら行きたいってなるよな。友達がバーテンだったら、バーとかでも飲みにいくと思う。
 
ならば飲食店をやるにしても、週一回とか、月に一回とかでいい気がして来た。それこそ月一回ぐらいは飲み会開催して、それを自分で回す飲み屋でやれば、お客さんもある程度人数計算できるよねって。というのも、ここ一年フットサルを1~2ヶ月に一回開催してたんだけど、そのあとに行きたくなるような飲み屋がなかったんだよね。
 
知り合いのお店があれば行きたいんだけど、なかなかそういうのもないし。もっと自由に飲みたい、それこそ宅飲みを大きくしたような感じで飲みたいなって、いつも思っていた。
 
月一回とかだったら、そんなに大変じゃないし、むしろイベント的な感じで遊びでできると思うんだよね。それには固定費をかなり下げないとダメなんだけど、どこかいい場所がありそうだったら、ぜひ一回開催してみたいと思う。
 
ただキッチン担当として、僕の中では候補が二人ぐらいいるんだけど、二人とも土曜日休みじゃないらしいから、それが問題だな。そこが何とか折り合いつきそうであれば、ちょっと企画練って行きたいと思っています。
 
結局この前の音イベもそうだけど、友達だけでワイワイ飲んでいたいっていう欲望だけで生きている。
 
現場からは以上です。