キャンプという名の悪魔vol.1

この前、恐れながらキャンプに行かせて頂いた。

 

「引きこもりがごめんなさい」と謝りながら、キャンプに行かせて頂いた。

 

「ほんと違うんすよ。ほんとすいません。さーせんした。さーせんでした。ほんとさーせん。」って言いながら、キャンプに行かせて頂いた。

 

【キャンプ】

それはアウトドア界の中ボス的存在でありながら、常に門戸を広く開放し、「キャンプ」という甘美な言葉の響きに釣られてやってきたアウトドア初心者どもを食い物にする化け物である。

 

田舎、または山奥、および完全に人工的な手法により厳重に管理された「自然が溢れるキャンプ場」に潜む魔物、物の怪の類である。

 

一度そいつに取り憑かれたら最後、その者は無残な姿で発見されるという、、、

 

症例として、たまの休みにわざわざ重い物を背負って山に登り、インスタントラーメンを「わざわざ」持ってきた水で「わざわざ」バーナーで沸かして食べ「やっぱり山頂で食べるインスタントラーメンは最高!」などと意味不明な言動を繰り返すという症状が報告されている、、、恐ろしや。

 

あまつさえ、たまの休みに先週末わざわざ渋谷まで買いに行ったおニューのトレッキングシューズを履き、「沢登り」などという時代錯誤の原始時代回帰を繰り返すに留まらず、冷蔵庫を開ければいくらでも入っている具材に一切耳を貸すことなく「塩むすび」などという弥生時代に食べられていたと言われている食物を真似たものを頬張りながら「やっぱり沢登りのあとに食べる塩むすびは最高!」などといった狂言を繰り返すという、、、アーメン。

 

それだけでは飽き足らず、社会から脱落したという実感がそうさせるのか、周りの人々を誘い出す始末で「キャンプは最高だよ!空気も美味しいし!」などという5歳でもわかるような嘘を平気で繰り返す。

 

この「キャンプ憑き」と巷で評判の流行病は、現代社会に少しづつ、しかし確実に広まりつつある。

 

当ブログでは、その被害状況と実害の具体例を考察し、前途ある若者を救うべく、抜本的かつスタンダードにオーソライズされた根本的なイニシアチブをあまねくカテゴライズした上で、流動的および半永久的な演繹法によるレトリックでキャッチアンドリリースしていく所存である。

 

 

 

本当に何を言っているのかわからなくなってきたので、続きはまた後日に譲るとする。

 

眠い。